ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフ…

ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームしたいときに知りたいこと7選!価格から注意点まで解説

 

ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームしたいと考えている方は多いのではないでしょうか?サンルームにすると、雨や花粉、PM2.5などの影響を受けずに洗濯物を干せたり、ペットや子どもの遊び場にしたりといった利用方法が広がります。また、断熱効果も高まり、光熱費の節約にもつながります。


しかし、サンルームにリフォームする際には、費用や工期はもちろん、注意点や制限事項もあります。ベランダの造りや広さによっては、リフォームができない場合もあります。また、建築基準法や固定資産税などの法的な面も考慮しなければなりません。


そこで、この記事では、ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームしたいときに知りたいことを7選してご紹介します。価格から注意点まで詳しく解説しますので、サンルームリフォームの参考にしてください。

 

目次

  • ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームするメリットとは?
  • サンルームにリフォームする際の費用や工期はどのくらいかかるのか?
  • サンルームにリフォームする場合の注意点や制限事項は何があるのか?
  • サンルームにリフォームするときに必要な許可や手続きはどうすればいいのか?
  • サンルームにリフォームした後の使い方やインテリアのコツは何があるのか?
  • サンルームにリフォームするときにおすすめの業者や商品はどれがいいのか?
  • サンルームにリフォームする前にチェックしたい実例や口コミはどこで見られるのか?

 

ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームするメリットとは?

ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、サンルームの設置によって得られる5つのメリットをご紹介します。

1.雨や花粉、PM2.5などの影響を受けずに洗濯物を干せる

サンルームにすると、雨や花粉、PM2.5などの影響を受けずに洗濯物が干せるようになります。特に花粉症の方にとっては、マスクをしなくても洗濯物が干せるのは快適ですね。また、洗濯物が濡れたり汚れたりする心配もありません。

2.断熱効果が高まり光熱費を節約できる

サンルームは、ベランダに面した部屋と一体感が出るため、断熱効果が高まります。外気の影響を受けにくくなると冷暖房効率も高くなり、光熱費の節約にもつながります。

3.開放的な空間づくりができる

サンルームは、自然光に照らされて明るく開放的な空間づくりができます。ベランダの床の高さを隣接する部屋と同じにすれば、より一体感を演出しながらリビング空間を広げることができます。

4.多目的空間として使える

サンルームは、洗濯物を干すだけではなく、多目的空間として使えます。例えば、子どもやペットの遊び場や日光浴スペースにしたり、趣味や読書の場所にしたりといった利用方法が広がります。また、サンルームで囲われていると子どもやペットが転落する危険性もありません。

5.ベランダや部屋の床材の劣化を防ぎやすくなる

サンルームにすると、ベランダや隣接する部屋の床材が雨や紫外線、日射熱などの影響を受けにくくなります。これは、サンルームの屋根や壁にUVカットや熱線吸収などの機能が備わっているためです。床材の劣化を防ぐことで、長期的にメンテナンス費用も抑えられます。

 

サンルームにリフォームする際の費用や工期はどのくらいかかるのか?

サンルームにリフォームすると、明るく開放的な空間を手に入れることができますが、その分費用や工期も気になるところですよね。ここでは、サンルームにリフォームする際の費用や工期の目安をご紹介します。

1.ベランダの造りによって費用や工期が異なる

サンルームにリフォームする費用や工期は、もともとのベランダが「造り付け」になっているか「後付け」になっているかによって異なります。造り付けのベランダは、建物と一体になったタイプで、手すり壁があるものです。後付けのベランダは、柱で支えられたタイプで、手すりが柵状になっているものです。造り付けのベランダをサンルームにする場合は、既存の手すり壁の上に透明の囲いを後付けする方法があります。この場合の費用は約50万円、工期は2~3日程度です。後付けのベランダをサンルームにする場合は、既存のバルコニーを解体して新たにサンルームを設置する方法があります。この場合の費用は約60~75万円、工期は4~5日程度です。

2.サンルームにリフォームするメリットとデメリット

サンルームにリフォームすると、以下のようなメリットがあります。

  • 雨や花粉、PM2.5などの影響を受けずに洗濯物を干せる
  • 断熱効果が高まり光熱費を節約できる
  • 開放的な空間づくりができる
  • 多目的空間として使える
  • ベランダや部屋の床材の劣化を防ぎやすくなる

一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • 夏暑く冬寒い
  • ガラスをきれいに保つのが難しい
  • 増築扱いになって固定資産税がかかる場合がある
  • 建築基準法違反とならないか確認する必要がある
  • マンションのベランダはサンルームにできない場合がある

 

サンルームにリフォームする場合の注意点や制限事項は何があるのか?

サンルームにリフォームすると、明るく開放的な空間を手に入れることができますが、その際には注意点や制限事項もあります。ここでは、サンルームにリフォームする場合の注意点や制限事項をご紹介します。

1.建築基準法違反とならないか確認する

サンルームにリフォームする場合は、建築基準法に違反しないか確認する必要があります。建築基準法では、建物の敷地内における建築物の面積や高さなどに制限が設けられています。これらの制限を超えると、建築基準法違反となり、罰則や強制撤去などの処分を受ける可能性があります。特に注意しなければならないのは、建蔽率と容積率です。建蔽率とは、敷地面積に対する建物の床面積の割合で、容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合です。これらの割合は、地域や用途によって異なりますが、一般的には建蔽率は60%以下、容積率は200%以下とされています。サンルームにリフォームする場合は、ベランダを増築扱いとすることが多いため、建蔽率や容積率に影響します。すでに建蔽率や容積率が限界に近い場合は、サンルームにリフォームできない場合もあります。そのため、事前に市区町村の役所や専門家に相談して確認しておくことが大切です。

 

2.固定資産税が上がる場合がある

サンルームにリフォームする場合は、固定資産税が上がる場合があります。固定資産税は、土地や建物などの不動産の価値に応じて課税される税金です。サンルームにリフォームすることで、不動産の価値が上昇し、固定資産税も増加する可能性があります。固定資産税は、不動産の評価額(公示価格や路線価など)と評価比率(土地は70%、家屋は50%)を掛けたものから減額措置を引いたものを課税標準額とし、その1.4%を税率として計算されます。サンルームにリフォームした場合は、家屋の評価額が増加し、課税標準額も増加します。そのため、固定資産税も増加することになります。ただし、サンルームにリフォームした場合の固定資産税の増加額は、サンルームの広さや設置費用などによって異なります。また、固定資産税は3年ごとに見直されるため、サンルームにリフォームした年からすぐに増加するとは限りません。

 

3.マンションのベランダはサンルームにできない場合がある

マンションのベランダをサンルームにリフォームする場合は、管理組合や管理会社の承認が必要です。マンションのベランダは、共用部分として管理されているため、個人の判断でリフォームすることはできません。管理組合や管理会社に承認を得るためには、サンルームの設置方法や仕様、工事期間や費用などを詳細に説明する必要があります。また、サンルームの設置が建物の構造や外観に影響を与えないか、他の住民の利益や安全に支障をきたさないかなども検討されます。管理組合や管理会社の承認が得られない場合は、サンルームにリフォームすることはできません。そのため、事前に確認しておくことが大切です。

 

サンルームにリフォームするときに必要な許可や手続きはどうすればいいのか?

 

サンルームにリフォームするときには、許可や手続きが必要な場合があります。サンルームが建築基準法上の「建物」にあたるかどうかは、自治体によって判断基準が異なるため、事前に市区町村の役所や専門家に相談することが大切です。ここでは、サンルームにリフォームするときに必要な許可や手続きをご紹介します。

 

1.建築確認申請

サンルームにリフォームする場合は、まず建築基準法違反とならないか確認する必要があります。建築基準法では、建物の敷地内における建築物の面積や高さなどに制限が設けられています。これらの制限を超えると、建築基準法違反となり、罰則や強制撤去などの処分を受ける可能性があります。
特に注意しなければならないのは、建蔽率と容積率です。建蔽率とは、敷地面積に対する建物の床面積の割合で、容積率とは、敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合です。これらの割合は、地域や用途によって異なりますが、一般的には建蔽率は60%以下、容積率は200%以下とされています。
サンルームにリフォームする場合は、ベランダを増築扱いとすることが多いため、建蔽率や容積率に影響します。すでに建蔽率や容積率が限界に近い場合は、サンルームにリフォームできない場合もあります。そのため、事前に市区町村の役所や専門家に相談して確認しておくことが大切です。
サンルームが「建物」であると判断された場合は、「建築確認申請」を提出する必要があります。建築確認申請は、市区町村の役所で行うこともできますが、一般的には一級建築士などの専門家に依頼します。建築確認申請では、サンルームの設置方法や仕様、工事期間や費用などを詳細に説明する必要があります。
また、サンルームの設置が建物の構造や外観に影響を与えないか、他の住民の利益や安全に支障をきたさないかなども検討されます。市区町村から建築確認が下りたら、「建築許可」が発行されます。建築許可があれば、サンルームにリフォームすることができます。

 

2.変更登記

サンルームにリフォームした場合、不動産登記簿の内容が変更となるため完成後に変更登記が必要となり、建物の所有者には申請義務があります。基本的にはこれらの変更手続きは土地家屋調査士に依頼し、代行して行ってもらうことになります。変更登記では、サンルームの図面や工事請負契約書などの必要書類を揃え、法務局へ「延べ面積の変更登記」を申請します。受理されると「登記完了証」が発行されます。変更登記をしないと、固定資産税の納付額が正しくならなかったり、将来的に不動産を売却する際にトラブルになったりする可能性があります。そのため、サンルームにリフォームしたら必ず変更登記を行うようにしましょう。

 

3.検査

サンルームにリフォームした場合は、市区町村から検査を受ける必要があります。検査では、最初に提出した「建築確認申請書」の記載通りの建造物が出来上がっているかチェックされます。チェックが済んだら「検査済証」が発行されます。検査済証は、サンルームの設置が適切であることを証明する書類です。万一、建築基準法違反や近隣トラブルなどで問題が起きた場合には、検査済証を提示することで自己責任を免れる可能性があります。

 

サンルームにリフォームした後の使い方やインテリアのコツは何があるのか?

サンルームにリフォームした後は、どのように使い方やインテリアを楽しめるのでしょうか? サンルームは、日光がたっぷり入る開放的な空間で、様々な用途に応じて活用できます。 ここでは、サンルームにリフォームした後の使い方やインテリアのコツをご紹介します。

 

1.植物を育てる

サンルームは、植物を育てるのに最適な場所です。 太陽の光が豊富に差し込むので、植物は元気に成長します。 また、風や雨からも守られるので、冬場は温室としても機能します。サンルームで植物を育てるときのコツは、植物の種類や置き方に工夫することです。 植物によっては、直射日光が苦手なものもあるので、窓際や奥など、光の当たり具合に合わせて配置しましょう。 また、高さや色などを変えてグリーンを飾ると、立体感や華やかさが出ます。サンルームで植物を育てると、空気が清浄化されたり、癒し効果が得られたりするだけでなく、インテリアとしても素敵です。 サンルームに自然の色や香りを取り入れてみましょう。

 

2.洗濯物を干す

サンルームは、洗濯物を干すスペースとしても便利です。 日光がたっぷり入るので、洗濯物が早く乾きます。 また、屋根があるので、雨や花粉などの心配もありません。サンルームで洗濯物を干すときのコツは、生活感を出さないようにすることです。 洗濯物を干すだけではなく、洗濯機やアイロン台なども置いてランドリースペースとして整えましょう。 物干し竿やハンガーなどは、窓枠や壁紙に馴染む色や素材を選ぶと良いです。サンルームで洗濯物を干すと、天候や気候に左右されずに快適に洗濯ができます。 サンルームをランドリースペースとして活用してみましょう。

 

3.くつろぎのスペースとして

サンルームは、くつろぎのスペースとしても使えます。 大きな窓から外の景色を眺めることができるので、解放感や一体感が味わえます。サンルームでくつろぐときのコツは、ソファやクッションなどを置いて快適にすることです。 サンルームは、日光が強い場合があるので、カーテンやブラインドなどで調節できるようにしましょう。 また、冬場は寒くなる場合があるので、暖房器具やブランケットなども用意しておくと良いです。サンルームでくつろぐと、日光浴や景色を楽しむことができます。 サンルームをセカンドリビングとして使ってみましょう。

 

サンルームにリフォームするときにおすすめの業者や商品はどれがいいのか?

サンルームにリフォームするときには、業者や商品の選び方が重要です。 サンルームは、日光を取り入れるガラス張りの空間で、様々な用途に応じて活用できます。 しかし、サンルームの設置には高額な費用がかかることや、温度管理やメンテナンスなどの注意点もあります。 ここでは、サンルームにリフォームするときにおすすめの業者や商品をご紹介します。

1.おすすめの業者はどこ?

サンルームにリフォームするときには、信頼できる業者を選ぶことが大切です。 サンルームは、台風や積雪などの自然災害にも耐えられる強度や耐久性が求められるため、専門技術が必要です。 また、サンルームの設置場所やサイズ、デザインなども住宅の構造や用途に合わせて適切に提案してくれる業者を選ぶ必要があります。


おすすめの業者を選ぶときのコツは、実績や口コミをチェックすることです。 サンルームの施工事例や施工後のアフターケアなどを確認して、品質や信頼性を判断しましょう。 また、インターネットや雑誌などで他の利用者の口コミや評判も参考にしてみましょう。 口コミでは、費用や対応などの細かい情報も得られることがあります。


おすすめの業者としては、以下のようなエクステリアメーカーやリフォーム会社があります

  • LIXIL(リクシル):エクステリアメーカーとして有名で、サンルームも豊富なラインナップを揃えています。 施工費用も比較的安く、デザイン性も高いです。
  • YKK AP(ワイケイケイエイピー):エクステリアメーカーとして人気で、サンルームも多種多様な商品を提供しています。 施工費用はLIXILよりも高めですが、断熱性能や耐久性が高いです。
  • エクスショップ:エクステリア専門のリフォーム会社で、LIXILやYKK APなどのメーカー商品を取り扱っています。 サンルームだけでなく、外構工事全般も行っています。

 

2.おすすめの商品はどれ?

サンルームにリフォームするときには、商品の選び方も重要です。 サンルームには、窓の仕様や断熱性能などによって、テラス囲いタイプとガーデンルームタイプの2つのタイプがあります。 それぞれの特徴やおすすめの商品を紹介します。

テラス囲いタイプ

テラス囲いタイプは、全面と側面の壁が引き違い窓になっているサンルームです。 安価でよく使用されるタイプで、費用はおよそ40万〜110万円です。 ただし、断熱性能や通気性が低く、温度変化や結露に注意が必要です。

おすすめの商品としては、以下のようなものがあります。

      • LIXIL(リクシル)の「サニージュ」:シンプルでスタイリッシュなデザインで、様々な住宅に合わせやすいです。 断熱性能や通気性を高めるオプションも豊富です。
      • YKK AP(ワイケイケイエイピー)の「エフルージュ」:高級感のあるデザインで、開放感や快適さを追求した商品です。 窓の開閉がスムーズで、断熱性能や通気性も高いです。

 

ガーデンルームタイプ

ガーデンルームタイプは、壁が折り戸になっていて、壁を全面開放できるサンルームです。 高級感があり機能性も高いですが、一般的なサンルームよりも高額です。 費用はおよそ100万〜170万円です。


おすすめの商品としては、以下のようなものがあります。

      • LIXIL(リクシル)の「フレミングJ」:開放感や自然との一体感を楽しめる商品で、窓枠が細く見えるデザインです。 断熱性能や通気性も高く、オールシーズン快適に使えます
      • YKK AP(ワイケイケイエイピー)の「ヴェクター」:開放感や採光性に優れた商品で、窓枠がほとんど見えないデザインです。 断熱性能や通気性も高く、結露防止機能も備えています。

 

サンルームにリフォームする前にチェックしたい実例や口コミはどこで見られるのか?

 

サンルームにリフォームする前には、実際にリフォームした人の事例や口コミを参考にするとよいでしょう。 サンルームのメリットやデメリット、費用や注意点などを知ることができます。 ここでは、サンルームにリフォームする前にチェックしたい実例や口コミを見られるサイトをご紹介します。

 

1.ゼロリノベ

https://www.zerorenovation.com/blog/sunroom-renovation/
ゼロリノベは、中古マンションのリノベーションを専門に行っている会社です。 サイトでは、サンルームのリノベーション事例を紹介しています。 サンルームのメーカー別の特徴や価格、オプションなども詳しく解説しています。 また、サンルームのリノベーションをする際のポイントや注意点、よくある質問なども掲載しています。 サンルームのリノベーションに関する情報が豊富なサイトです。

 

2.DIYer (s)

https://diyers.co.jp/articles/FLvP0
DIYer (s)は、DIYやリノベーションに関する情報を発信しているメディアです。 サイトでは、サンルームの増築にかかる費用や注意点、おしゃれな参考事例などを紹介しています。 サンルームの用途や広さ、空調設備や断熱性能などを考慮した上で、予算や目的に合ったサンルームを選ぶ方法を解説しています。 また、サンルームの増築におすすめの業者も紹介しています。 サンルームの増築に関する情報が充実したサイトです。

 

まとめ

ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームすると、洗濯物やペットのスペースに活用できたり、断熱効果や開放感を得られたりといったメリットがあります。しかし、費用や工期だけでなく、建築基準法や固定資産税などの法的な面も考慮しなければなりません。また、ベランダの造りや広さによっては、リフォームができない場合もあります。この記事では、ベランダ(バルコニー)をサンルームにリフォームしたいときに知りたいことを7選してご紹介しました。サンルームリフォームを検討する際には、ぜひ参考にしてください。

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